2025年4月26日 曇り

長い間晴れなかった空には、まだ君の笑顔が残っている。
涙を流しても、心の奥にある後悔は消せなかった。
曇り空の下、風に乗るはずの凧は進めず、想いは救いを待ち続けている。
僕はその糸を手繰り寄せながら、君がくれた優しさを何度も思い出していた。

日差しの下で乾いていく孤独は、約束さえ守れなかった僕を、ただ静かに嘲笑う。
なのに君は、どうして僕を許してくれたのだろう。

僕はただ、君への傷を綴った台詞を、いつまでも心の中で読み続けるしかできない。
自分自身を許せないまま、君には、僕という存在をもう忘れてほしいと願うしかない。
目を開ければ、広がるのはただの空白。
君が僕に抱いていた期待すら、今はもう思い出せない。
依存の物語を読み終えたその瞬間、僕は静かに去っていくしかなかった。